身近な所にビーズワークの配色のヒントがあったりします。

ずいぶん前に、カメラでの撮影の仕方を、短期間教えてもらったことがあります。
まだデジタルカメラがなかった頃だったので、フィルムカメラで、マクロレンズを付けて植物のクローズアップ撮影を練習していました。

デジタルカメラだと撮った写真に余分な物が写り込んでいてもいても、ソフトで簡単に消せたりしますが、フィルムカメラだとそうはいかないので、撮影の時に、神経を使いました。
それでも、撮影する場所の都合で、入ってしまったりするんですよね。

「ファインダーを覗いて、余分な物が入っていないか、隅々まで見て確認しなさい。」とか「被写体をよく見て、一番きれいに見える角度を探して、カメラの高さや向きをいろいろ変えなさい。」などと、撮影の度によく言われました。
だから、撮影時間よりも、カメラを覗き込んでいる時間の方が長かったです。

でも、そのおかげで、写真を撮っていない時でも、何かを観察する時には、ジーッと穴があくまで見るような見方をする癖がついて、細かい所まで物を見るようになりました。

そんな目で、花を見ると、形がおもしろかったり、思ってもない色が入っていたりします。ブルースター(オキシペタラム)は、2~2.5cmほどの明るいブルーの花が咲きます。
開花してからも色合いが変化して、紫とブルーが混じっている時の色は、独特の色合いをしていて、すごいきれいです。

よく見かける単色に見えている花も、よく見てみると、いろんな色が入っていたりします。
観察してみると、案外身近な所に、ビーズワークの配色のヒントがあったりします。
何か見つけようと思って見ていると、何となく物を見ているよりも、おもしろいですよ。

同系色でのビーズの配色も意外と難しいことがあります。

ビーズの配色で、まず取り組みやすいのが、同系色での配色です。
でも、ビーズの種類が増えてくると、意外と難しくなってきます

例えば、赤とピンクを合わせたい場合で、赤の色が決まっていて、ピンクはどの色にしようかという場合を考えてみます。
ピンクと一口に言っても、サーモンピンク、ホットピンク、ストロベリーピンクなどいろいろあります。

また、ぞれぞれの色の濃淡も含めると、その赤にどのピンクが合うのか、と考えていくと、すぐに決めることが出来ません。

この組み合わせはよいというのはある程度ありますが、絶対それしかないという物でもなく、個人の好みもあり、なかなか難しい物です。

自分のイメージに合うのはどんな感じなのか、やさしい感じ、メリハリのある感じ、元気な感じ、花のようなイメージ、落ち着いた感じ、作品のテーマとしてはどれが合うのかなど、いろいろな視点で考えてみる必要があります。


一番いいのは、2、3個の候補がある程度決まったら、試し編みしてみることです。
ビーズのみで色合わせしてOKと思っていても、作ってみると、案外違うということがあるものです。

特に透明系(:スキ、transparent)のビーズは隣り合う色の影響を受けやすく、濃い色が隣に来ると、イメージしていた色より濃く見えてしまうことがあります。
下の写真は、透明系のビーズの色が隣の色に影響される例です。
(1)の矢印方向のビーズと(2)の矢印方向のビーズの色は、透明系のサーモンピンクで、全く同じ色ですが、両隣に赤のビーズがある(2)の方向のビーズの色が濃く見えています。

この他にも、ビーズの加工の種類によっても影響されたりしますし、ビーズの配色は、材料の特徴による違いも考慮する必要があります。