過去の作品を手直ししてみる

オフルームビーズワーク教室を開いてから早い物で、もう15年近くになり、たくさんの作品を作ってきました。自由製作も出来るのですが、毎月新しい課題作品を用意しています。

次の課題の案を練るのに、形の組み合わせから入ってみたり、ステッチの技術的な応用から入ってみたり、配色の変化や新しい素材の取り入れなどをして、同じような作品にならないようにと考えているのですが、どうにも決まらず悩むこともあります。

そんな時は、過去の作品を手直ししてみるという方法を採っています。
部分はいいんだけど、全体の仕立て方が今いちかなと思うようになったり、配色が弱いなとか、改善したい部分が出てきたりして、いつの間にか提供しなくなった作品があります。

そういった過去の作品を久しぶりに出して見てみると、今とは違った発想で作っているので、何か逆に新鮮に感じます。このまま眠らせておくのはもったいないと、ちょっと改善してみます。
少し変化させると、次の工程も変わってしまうので、だんだん形が変わっていき、材料も変えて、その結果、かなり元の物とは違う物になります。

同じ所でグルグル回っている思考回路から抜け出すことが出来て、ついでに、もう1個バリエーションができる事もあるので、なかなかいい方法だなと思います。

オフルームビーズワーク教室の作品から

ホワイトと淡いピンクのパールの組合わせが春らしい作品です。