同系色でのビーズの配色も意外と難しいことがあります。

ビーズの配色で、まず取り組みやすいのが、同系色での配色です。
でも、ビーズの種類が増えてくると、意外と難しくなってきます

例えば、赤とピンクを合わせたい場合で、赤の色が決まっていて、ピンクはどの色にしようかという場合を考えてみます。
ピンクと一口に言っても、サーモンピンク、ホットピンク、ストロベリーピンクなどいろいろあります。

また、ぞれぞれの色の濃淡も含めると、その赤にどのピンクが合うのか、と考えていくと、すぐに決めることが出来ません。

この組み合わせはよいというのはある程度ありますが、絶対それしかないという物でもなく、個人の好みもあり、なかなか難しい物です。

自分のイメージに合うのはどんな感じなのか、やさしい感じ、メリハリのある感じ、元気な感じ、花のようなイメージ、落ち着いた感じ、作品のテーマとしてはどれが合うのかなど、いろいろな視点で考えてみる必要があります。


一番いいのは、2、3個の候補がある程度決まったら、試し編みしてみることです。
ビーズのみで色合わせしてOKと思っていても、作ってみると、案外違うということがあるものです。

特に透明系(:スキ、transparent)のビーズは隣り合う色の影響を受けやすく、濃い色が隣に来ると、イメージしていた色より濃く見えてしまうことがあります。
下の写真は、透明系のビーズの色が隣の色に影響される例です。
(1)の矢印方向のビーズと(2)の矢印方向のビーズの色は、透明系のサーモンピンクで、全く同じ色ですが、両隣に赤のビーズがある(2)の方向のビーズの色が濃く見えています。

この他にも、ビーズの加工の種類によっても影響されたりしますし、ビーズの配色は、材料の特徴による違いも考慮する必要があります。