糸が短く切れてしまった場合に、糸始末する方法 – 2

前回、ビーズを糸で編んでいる時に、途中で糸が短く切れてしまった場合の糸始末の方法として、「糸が短く切れてしまった場合に、糸始末する方法 – 1」を説明しました。
今回は、この方法では糸始末できないくらい短く糸が切れてしまった場合の糸始末の方法を説明します。

糸が切れている場所のビーズの位置に、新しい糸を通した針を、進行方向とは逆方向に刺します。(図2)

そして、糸が切れる前に編んでいた所と同じ所を通ります。(図3)
この時に、新しい糸の端を長く残すようにしておきます。

今度は、反対方向へ向かって、糸が切れる前に編んでいた所と同じ所を通ります。(図4)

図3、4と同様の作業を繰り返し、十分に糸を通したら、針に通っている部分は切り、端に残していた糸で続きを編みます。
短く切れている糸は、後で切ります。

糸が短く切れてしまった場合に、糸始末する方法 – 1

ビーズを糸で編んでいる時に、気付いたら糸が短くなりすぎてしまった場合や、途中で糸が短く切れてしまった場合があると思います。

とりあえず、糸始末して、一番最後に編んだ部分がほどけないようにしておかないといけないですよね。

糸が簡単にほどけて、やり直しの作業も簡単であれば、糸始末ができるだけの長さになるまでほどいた方が早いです。
でも、ほどくと糸が弱ってしまったりする場合や、ほどくのが大変な糸の通し方をしている場合、また糸がほどけない状態で糸が切れてしまった場合などは、次のような方法で糸始末したほうがいいと思います。


切れた部分の短い糸が出ているビーズの隣のビーズに、進行方向と逆方向へ、糸を通さない状態で針のみを半分以上突き刺します。可能であれば、ビーズ数個に一度に針を刺すとよいです。(図2)
切れた短い糸を針に通して、針を引っ張ります。(図3)

これを繰り返して、数粒のビーズに糸を通します。

糸が針と同じぐらいの長さしかなくても、このようにすれば糸をビーズに通すことができます。

今度は、糸が出ているビーズの隣のビーズに、図2の時とは逆方向へ針のみを半分以上突き刺します。(図4)
図3の時と同じように、切れた短い糸を針に通して、針を引っ張ります。

これを繰り返して、数粒に糸を通します。

とりあえず、最後に入れたビーズがほどけることはなくなりました。

糸が切れてしまった位置にあるビーズの前に編んでいた部分を必ず通るようにして、新しい糸を足して、続きを編みます。