プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)

プレイテッドヘリンボーンステッチの、こんな使い方もあります。

上写真の(1)と(2)の部分を拡大した物が、下写真です。
アミュレットバッグ(amulet bag)の飾りとして作ったビーズのタッセルで、シードビーズ部分は全て特小ビーズを使用しています。

(1)は、筒状に4段編んで、ラウンドビーズを中に入れて両端の段を引き締めてから、フリンジを付けています。
tiny_bk01_plaited_photoプレイテッドヘリンボーンステッチは、ビーズが斜めに並んでいるため、4段編んでも幅があまり広くならず、フリンジを付ける場所が多いので、ボリュームのあるタッセルができます。

(2)は、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」のP.34の「円形のペンダント」と同様の作り方で出来る円形のパーツと、筒状に編んで作るボールを使ったタッセルです。

これらを組み合わせて、下写真のようなネックレスにすることもできます。
ペンダント部分にボリュームがあるので、ネックレスの部分は、ビーズに糸を通した2本のひもをツイストするだけのシンプルな構成にしています。とても使いやすいですよ。
ペンダント部分に模様を入れたり、色を変えてもいいですね。

「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXの応用

六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXの応用について書いてみます。
五角形のマットKT233-1MATは、上の箱のふたとよく似た方法で作っています。このマットの模様の一部分を箱のふたとして作り、KT339-1BOXと同じ方法で、本体を作ると、下の写真のような五角形の箱ができます。


辺の数が少ない分、開口部分が小さくなるので、一辺の長さを六角形の箱より少し長くなるように作るか、高さを低くして作るとバランスがよくなります。

上の五角形のマットの模様の縞模様部分ぐらいまで入れたふたを作って箱にすると、また雰囲気が変わっておもしろいかなと思います。

KT233-1MATやKT339-1BOXはこちらで、販売しています。

六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXの補足 – 厚紙を使う理由

六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXを作る際に、厚紙を使って作業する部分があります。
説明書に書いているのですが、少し補足しておきます。

箱のふた部分と底部分を作る時の途中から、下の写真のように、厚紙を添えた状態にして編んでいきます。

しっかりとした堅さのある仕上がりにしたいため、全体的に糸をよく引いて作業するのですが、ふた部分と底部分は、ビーズの間の目を増やしながら、しかも糸を強くひくため、ビーズの収まりが悪くなって、よじれやすくなります。
試しに厚紙を添えずにやってみると、すぐ分かります。

この時に、厚紙を添えて作業すると、糸を強く引いても厚紙があるため、それ以上形が変わらないので、平らな形に仕上げやすくなります。

ただ、糸を引く時に、編んでいる物が持ち上がる方向に糸を引くと、厚紙を添えている意味がなくなってしまうので、厚紙側に押さえ付けるようなイメージで糸を引くようにして、作業してください。

KT339-1BOXは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXの紹介

新作の六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXが出来ました。

飾っておいても、とてもかわいいです。
底にも模様が入っていますので、ふたを開けて、中をのぞいた時にもきれいです。

ほとんどデリカビーズを使って作りますが、角の部分に特小ビーズを入れています。
こうすることで、角の形がきれいに仕上がり、かつ、箱の強度も増し、しっかりとした箱になります。

ペヨーテステッチを使って作りますが、組み立て時に針通りが悪くなるのを防止するために、2本の針を使用するペヨーテステッチのやり方で作業します。

この作品は、やや難易度が高いので、針と糸を使って作業するのが初めての方は、よく似たデザインのKT233-1MATを作ってから、こちらの箱を作る方がよいと思います。

箱のサイズ:高さ:5.8cm。 最大の横の長さ:5.1cm。
全3色。

KT339-1BOXは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

ビーズの色合わせ(3)- 中染めビーズが小さく見えることを利用する

ビーズの色合わせ(2)- 中染めビーズが小さく見えることに注意」で「中染め(カラーライン:color-lined)ビーズは、小さく見えることがあるので注意が必要です。」と書いたのですが、今回は小さく見えることを利用するとどうなるかについてです。

上のダイヤモンドチェインステッチを使って作っているネックレスの写真を拡大したのが下の写真です。
ベース部分の濃いブルーに見えるビーズは、薄い水色のビーズの内側に濃いブルーでの中染めビーズで、これがアクセントカラーになっています。

この中染めビーズを例えばメタリックブルーに変えてみるとどうなるかを試したのが、下の写真です。

アクセントカラー部分のビーズが目立ちすぎて、バランスが悪いですね。

色合わせで、いろいろ試してみましたが、結局4色ともこのアクセントカラー部分は、中染めビーズで落ち着きました。
中染めビーズが小さく見えることで、ちょうどバランスを保っているというわけです。

また、薄い水色のビーズの内側に濃いブルーでの中染めなので、色が混じって少し抑えた色合いになっているのも目立ちすぎない要因になっています。

このように、同じような色でも、作るものによって使い分けることがあるので、加工の種類が異なるものがあれば、揃えておくといいと思います。

上記の写真のキットは、KT111-6NEのページで販売しています。