葉や枝、花が出来たら、今度はコサージュとしてまとめる作業に入りますが、その前にベースを作る必要があります。
花が1個と枝が2本のように、小さいコサージュであれば、花の後ろで枝を縫い付けてしまいます。
しかし、パーツの数が多い場合は、写真のように、ベースに縫い付けるという方法で仕上げた方がよいです。

このベース部分もビーズで作ります。
KT105-2MATやKT105-4MATなどのネッティングのマットの作り方を参考に、コサージュのデザインに応じて、円形又は楕円形の小さ目の物を作ります。使うビーズはコサージュのサイズによって、丸小にしたり特小にしたりします。
楕円形のベースは、円形のベースの変形です。
下の図の例のように、途中から横長になるように部分的にビーズを入れます。
1段このように編むだけでも楕円形の形状になりますので、後は好みで何段か編んでみて下さい。
また、山型の形も左右非対称の形にすると、より楕円形らしくなります。
ベースの部分をビーズで作る良さは次の通りです。
- ネット状のベースのため、花や枝などのパーツ、ブローチ金具などが取り付けやすい。
- 花や枝のすき間からベースが見えても、同じ素材なので問題ない。
- 大きさや形が自由にできる。



(3)図1のように、輪の外側の丸小ビーズの間に渡っている糸の場所に、スクエアステッチの要領で短剣型ビーズを1個ずつ縫い付ける。

1段目~3段目。図1~図3のように作る。色は、好みで適宜変化させる。
6段目以降も、図6~図9を参考に、●印のビーズを通りながら、必要なビーズを入れる。
芯は、茎を仕立てる時に同時に作ってもいいし、芯だけ付けておいて、後で茎を仕立ててもよいです。

ブローチに仕立てずに、そのままブラウスやセーターなどに縫い付けると、ビーズ刺繍したような感じにもなります。

(1)図1~図4を参考に1枚の葉を編む。
(2)最初に残していた糸と、今作業していた糸の両方にビーズを20~30個通し、片方の糸にもう1個ビーズを通してから、両方の糸を本結びする。(図5)