新作キット(花模様の六角形のビーズのドイリー・KT237-1)の紹介

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

新しいキットの紹介です。新春らしさも感じる華やかな花模様のドイリー(ビーズのマット)です。
花模様の六角形のビーズのドイリーのキット

ペヨーテステッチを使って作る、六角形のドイリーで、縦14.5cm、横16cmと大きめです。

絵皿のような仕上がりで、縁取りに入れた小花模様もかわいらしく、明るくて楽しい感じがします。
このままテーブルの上に置いて飾ったり、額に入れて飾ったりしても、存在感があります。
ツルツルした質感のビーズを多用したため、見る角度によっては、光って見えます。

きれいな六角形になるように、ビーズの入り方を調整していますが、他のドイリーに比べて大きいため、きつく編むと外側が丸まって形が崩れることがありますので、糸を引きすぎないようにして作る必要があります。

特に段数が増えるにつれて、型崩れが起きやすくなりますが、ずっと手に持って作業していると気づきませんので、時々机の上に置いて、平らに出来上がっているかどうか確認しながら作ってください。
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その1」なども、製作の際のヒントにしてください。

KT237-1のキットは、こちらのページで販売しています。

鬼柚子(おにゆず)

ビーズの話題ではないのですが、この季節らしい物が手に入ったので。

オニユズ外観鬼柚子(おにゆず)です。獅子柚子(ししゆず)というのが一般的なのでしょうか。
柚子と名前が付いていますが、文旦の仲間らしいです。表面がでこぼこしています。

オニユズとキットのボールの大きさ比較
笑っちゃうぐらい大きくて、今回の物は直径が16cmもありました。
写真の右に写っているストラップのボールの直径が2.5cmであるのと比較すると、その大きさが分かると思います。

去年、近くの青空市で購入して作った、鬼柚子ピールが本当においしくて、今年もいつ出てくるかと待っていました。
今年は、1個100円!で売っていました。既に何個か買われてしまい、2個だけ残っていたのを確保。知っている人にはとても人気があり、あまり生産されていないみたいなので、見たときに買っておかないと、すぐなくなってしまいます。

オニユズを切ったところ
切ると、こんな感じ。かなり皮が分厚いです。白い部分は、フカフカしています。
丸のままの時は、かすかな香りしかしませんが、切った時から、いい香りがしてきます。

果肉部分は、にぎりこぶしくらいしかありません。味は、あっさりとしたグレープフルーツみたいな感じ。

今回は2個あるので、1個はマーマレードに、もう1個はゆずピールを作ることにしました。
鬼柚子は皮の苦みがそれほどないので、割と簡単に作ることが出来て、おおざっぱに作ってもおいしく、まろやかな味に仕上がるのがいい点です。大きいので作業もしやすいです。

そして何より一番おすすめな点が、香りがものすごくいいことなのです。一口食べると、レモンよりもやさしい甘くて爽やかな香りが鼻の奥まで届き、スーッとした感じがして、気分がとても良くなります。

以下、鬼柚子の場合のマーマレードの作り方(おおざっぱなやり方)です。

1.表面の汚れなどを落とします。でこぼこしているので、洗剤のいらないメラミンスポンジを使うと、きれいに落とせます。

2.中の果肉が取り出しやすいような方向に包丁を入れて、6個から8個くらいのくし形に切り、果肉部分を皮から外します。
今までマーマレードを作るときは、果汁を絞って入れていたのですが、粒々の果肉のまま入れて作る人もいるというのを見たので、果汁を絞らずに、果肉の皮をむいておきました。

鬼柚子の白い部分を取り除く3.皮の白い部分を取り除きます。
皮が大きいので、適度に切ってから、白い方を上にして置いて、右の図のように、魚をおろすように包丁を入れて、そぎ落とすようにすると、簡単に取り除けます。
少しぐらい白い部分が残っても、鬼柚子はあまり苦くないので大丈夫です。

4.水に1、2時間程さらした後、ゆでこぼして水で冷やします。あまり苦くないのと、風味や味を残したいことから、ゆでこぼすのは、1回だけにしています。
苦みが気になる場合は、2、3回ゆでこぼします。

5.皮を細く切ります。厚みは2、3mm程度です。柔らかくなりやすいので、少々太くても大丈夫です。
刻んでいる間中、すごくいい香りがして気分がいいです。
切った後、サッと水にさらします。

6.鍋に水と砂糖と細く切った皮を入れて煮ます。後で、果肉を入れるので、水はあまり多くしません。
砂糖の量は適当です。(計量したことがないです。)後で味を見ながら調整します。

7.皮をむいた粒々の果肉は、皮がある程度煮えてきたら、そのまま鍋に投入して引き続き煮ていきます。
水分が多いようなら、煮詰めます。
酸味が物足りない場合は、最後の方で、普通の小さい柚子の果汁を1個分絞って入れると味が引き締まります。

オニユズのマーマレード

果肉を入れたことで、とろみもかなり付いていい感じに出来上がりました。
手に入ったら、是非作ってみて下さい。

出来上がったマーマレードは、ラップをしいたタッパに入れて、一度冷凍します。
固まったら、1回で食べきる分量に切り分けて、ラップに包み、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍保存しています。
ビンで保存の場合よりも管理が楽で、食べ過ぎにもなりません。
食べる時は、小さい器に入れて電子レンジで少し解凍して、しばらく置いておくと、自然に溶けます。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

ビーズで作ったクリスマスリース上写真のリースの上の方にあるベルは、プレイテッドヘリンボーンステッチとスクエアステッチを使って作ることが出来ます。
以下の説明では、全て特小ビーズを使った場合です。

プレイテッドヘリンボーンステッチで作ったベル

1.一周が20目の筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチで8段編みます。かなり糸を引いてしっかりとした硬さになるようにします。

2.続けて下側に2段編みますが、この時に、外側の1段のみ、常に2目ずつ入れて編みます。これにより、すそ部分が自然に広がった形状が出来ます。

3.上の段の全てのビーズに糸を通して、よく引いて締めると、丸みを帯びた形状になります。ここから、スクエアステッチで適宜目を減らしながら2段編みます。

4.上側に、吊り下げるためのループを付けます。

プレイテッドヘリンボーンステッチで作ったベル・大小
一周の目の数と段数を変えることで、いろいろなサイズのベルが出来ます。
真っ直ぐな筒状の部分を一周が20目・8段で編むと、左側の縦1.3cm、横1.5cmの物が、
真っ直ぐな筒状の部分を一周が14目・6段で編むと、右側の縦1.1cm、横1.2cmの物ができます。
小さい方はスクエアステッチで編む部分は1段です。

スクエアステッチの部分が何段になるかは、残った空間のサイズによって異なります。形の良さを優先した方がよいので、もう1段編むと形が崩れる場合は、大き目のビーズを1個縫い付けてしまうか、ブリックステッチの要領で埋めてしまうかなどの方法に変更することもいいと思います。

裾の部分をもう少し編み進めると、ベル型の花を作ることもできます。

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「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)

新作キット(星型の花模様ボール・KT379-1CH)の紹介

星型の花模様のボールのストラップとキーホルダー・KT379-1星型の花模様のボールの携帯ストラップ(または、キーホルダー)のキットです。 

KT363-2 (星模様のボールの携帯ストラップキット)と似ていますが、KT363-2より、さらに球体に近い形状で、作り方も全く異なります。

キットKT363-2とKT376-1のサンプル
また、KT376-1 (フラワーボールの携帯ストラップキット)と似た芯を作りますが、より発展させた作り方です。
この芯をしっかり作るのがポイントで、この時点で柔らかいと、出来上がり時に形がいびつになりやすくなります。

しっかりとした芯を作っても、全体が出来上がった後、表面が少し動くような柔らかさになることがあります。
この場合は、糸始末を兼ねて、星型の花の一番外側の部分のビーズに糸を通していきます。この時に良く糸を引いておくのがポイントです。その後、ゆがみをなくすようにボールを手で押しながら形を整えます。

ストラップとして使ったり、バッグなどに付けたり、飾りとしても使えます。
しっかりとした堅さに仕上げると、キーホルダーとしても使えますので、このボールのキットの付属品は、ストラップ金具又はキーホルダーの選択ができるようにしました。
KT379-1CHのストラップ
KT379-1CHのキーホルダー

KT379-1のキットは、こちらのページで販売しています。
どのカラーでもストラップとキーホルダーの選択が可能です。また、2色セットもあります。

ビーズで作るリースの土台(ベース)

ビーズで作るリースの裏側はこうなっています。
ビーズのリースの表と裏土台部分もビーズで作っています。

ビーズで作るリースの土台の形状イラストリースが小さい物(直径が12~16cm)の場合は、右のイラストのような形状の土台を作っています。
筒状のペヨーテステッチでひもを2本編んで、ねじって一つの輪にしています。中には細いワイヤーをまとめて入れてあります。

大きいリースを作る場合や、重くなりそうなデザインの場合は、左のイラストのような形状の土台を作っています。
芯を作り、ネッティングで覆う方法です。パーツが縫い付けやすく、土台部分が見えても違和感がないこと、強度を保つことを考慮した結果、こういう方法に落ち着きました。

リースをキットにして欲しいとのお問い合わせが時々あるのですが、ビーズの量は、土台(ベース)のサイズの違いや、仕立て方の違い、作る花や枝の数によって、かなり変動します。作っている内に、意外にビーズがたくさん必要になってしまうことも多く、キットにするのが難しいです。

そこで、ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方の詳細を、オフルームビーズワーク Sweet Peaのサイトの「ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方 – 概要」に掲載しました。また、同サイトのコサージュの作り方のヒントも併せて参考にしてください。