作品を作るためのアイデア(1)

ビーズワークの作品作りのアイデア、どんな所から出てきますか。

1つの作品から、どれだけバリエーションができるかと考えてみるのも1つの手です。
というよりも、これをどんどん進めていくと、最初の作品とは全く違った物になってしまうこともあり、とてもおもしろいので、私はよくやっています。

例えば、次のネックレス。

ボール部分の花模様がおもしろいので、何かできないかと考えて、まず花模様の部分の5枚花弁の所を6枚花弁にしてボールを作ってみました。
これに首を付けると、小さな高さ3cmほどの花模様の壷が出来ました。

さらに、この壷の花模様のボール部分の横から見た模様がきれいだったので、向きを変えて、首の作りを変えたら、次のような壷になりました。

もっと大きな模様にはならないかとか、花模様の入ったボールではなく平たく作れないかとか、考えていくと、まだまだ出てきそうです。

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表と裏に共有部分があるパーツをビーズで編む場合の注意点

表と裏に共有部分があるパーツをビーズで編む場合も、「ビーズで編んだ2枚のパーツを縫い合わせて作る場合の注意点」とよく似た注意が必要です。


これは、パーツの外側に位置しているビーズが、表と裏で共有しています。
表側を作り、続けて裏側も同じ模様で編みます。

ビーズを1個ずつ編むので、パーツを2枚別々に作って縫い合わせる場合よりも、表側に引っ張られやすいため、さらに、よく糸を引いて作らないといけません。

同様に、出来上がったパーツの共有部分は、ビーズが少しずれて並んでいるので、その分の糸のゆとりが必要になりますので、表側は、共有する部分の付近を、少しだけ緩めにパーツを作っておくことも必要です。

上記のブレスレット(KT226-1BT)は、パーツの外側だけが表と裏で共有しているので、比較的作りやすいのですが、次の写真のように、パーツの外側と内側を共有している物の場合は、パーツを編む時の糸のゆとりをどのくらいにしたらいいのかが少し難しいと思います。

分かりやすくサンプルで、説明すると、
円形の一番内側の列(ゴールドの部分)と一番外側の列(濃いブルーの部分)が表側と裏側で共有している部分です。

パーツ全体の中で、共有している部分の量が多いため、裏側を作る時には、今までのパーツを作る時に比べて、かなり糸を引いて作らないと、表と裏のバランスが取れた状態に仕上がりません。

tiny_bk01_plaited_photo「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本と併せて、上記写真のサンプルをご購入された方は、実際にサンプルのパーツを触ってみて、固さを実感していただけたと思いますが、ペンダントやパーツとして実用的な固さに仕上げるためには、何個か練習する必要があります。

まずは、横から見た時に、共有部分が、表側と裏側のちょうど中間に位置しているような出来上がりになることを達成するために、思ったよりもかなり柔らかい状態で表側パーツを作ってみて下さい。
そして、裏側を作る際に、表側と同じ状態になるように少し糸の引きを強くして作ります。

表側と裏側を編む力のバランスが取れるようになったら、次は、もう少し固く表側を作り、裏側は、それに応じてさらに糸をよく引いて作ってみるという方法で、作ってみます。

そうやって、どのくらいの力で編むと、仕上がりが目的とする固さになるのかを、段々つかむようにします。

「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本はこちらで、KT226-1NE・KT226-1BTはこちらのページで販売しています。

ビーズで編んだ2枚のパーツを縫い合わせて作る場合の注意点

ビーズで編んだ2枚のパーツを縫い合わせる時、全く同じ形の物を2枚縫い合わせる場合は、問題ないのですが、次のネックレス(KT231-1NE)に使われている四角いパーツのように、

表側のパーツに裏側のパーツを重ねて、表側の外側にあるビーズを共有するように縫い合わせる場合に、うまくいかないことがあります。

うまく縫い合わせることができた場合は、下写真の右側のように、共有部分が表側パーツと裏側パーツの中間の位置に収まるように出来上がります。

うまく縫い合わせることができていない場合は、下写真のように、裏側パーツが浮き上がったように出来上がります。表側パーツを作った時は、完全に平らな状態ですが、表側と裏側を縫い合わせた場合は、共有部分が裏側部分に少し移動しています。

表側は既に出来上がっている状態なので、糸が緩むことはなく、平らな状態を保とうとします。そのため、裏側を縫い合わせる時に、共有部分が表と裏の中間の位置に来るように、表側を作った時よりも糸を強めに引いて作業しないと、こうなります。

よく糸を引いて作業するのがよいのですが、一度縫い合わせて、うまくいかない場合は、もう一周、糸を強めに引いて、作業すると、よく締まります。

糸を強く引いて作業しているのに、うまくいかない時は、表側のパーツを作る時に、固く作りすぎている場合が考えられます。
共有部分は、ビーズが少しずれて並んでいるので、その分の糸のゆとりが必要になります。
固く作りすぎている場合は、そのゆとりがないため、裏側を縫い合わせる時に、相当強く糸を引いて作業しないと、共有部分の位置が中間に来ません。

このような作り方の物は、共有する部分がどこになるかを考えて、その付近の作業の際、少しだけ緩めにパーツを作っておくと、後で縫い合わせる時に、作業しやすくなります。

KT231-1NEはこちらのページで販売しています。

新作キーホルダー(1301KEY)・新作携帯ストラップ(1302CH)の紹介

星型のかわいいキーホルダー(1301KEY)と携帯ストラップ(1302CH)です。
(どちらも完成品。)

主に1.5mmの小さなシードビーズを使用して編んで作っています。
中央部分に1.2mmの厚みがあり、しっかりとした堅さがあり、型崩れしません。
裏側も表と同じ模様です。

ストラップ1302CHの方は、それぞれの星形の色に合わせた4つ組のひもがおしゃれです。
このひもは、「有り」と「無し(-200円)」の選択が出来ます。


星型の方にカニカンが付いていて、簡単に取り外しができるので、バッグチャームとして使ったりもできます。

1301KEY、1302CHは、ビーズアクセサリーLobeliaの「アクセサリー完成品 > 携帯ストラップ・チャーム・キーホルダー」のページで販売しています。

新しいことを始めるのはいつがいいのでしょうか

皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

年が変わると、今年は新しいことを始めようと考えたりしますよね。

そういう時に、「始めたいけど、時間がない。」とか「暇ができたら始めよう。」なんて考えたりもします。
でも、時間がたっぷりあって新しいことを始めることが出来る人は、少ないと思います。

私は会社に勤めていた頃に、ある習い事をしていました。
最初は、定時退社できる間だけなら行けるかもと思って短期間のつもりで通い始めました。
その後、残業が増えてきて、無理かなと思ったのですが、前日と翌日に頑張って仕事するなどして、結局、何回か休んだだけで、月2回の講座に数年間通うことが出来ました。

もし、始めていなかったら、多分その時間は残業していたでしょう。
忙しかったけれど、その時間は全く仕事のことを考えることがないので、気分が解放されましたし、一緒に習っている人からもいい刺激を受けて、また頑張ろうと思えました。
通っていない今でも、それは趣味として続いていて、やっていてよかったなと思います。

したいことが見つかった時は、気持ちも高まっていて、いい状態で始められるので、時間がなかったら、どうすれば時間が作れるか考えて、できる範囲で始めた方がいいのではないでしょうか。

家事に時間が取られている場合は、いかに家事を省力化できるか考えてみるのもいいと思います。買い物を2回行く所を1回にするとか、何かのついでに用事をしてしまうなど、探したら案外見つかってきます。

どこかに通うことが出来ない場合は、自宅で出来る方法を考えるとか、時間が少なくても出来る事を始めるとか、何か方法があると思います。
そういった意味では、ビーズワークは、必要な道具も少なく手軽に始めることが出来て、最初は、いろんなステッチを編んでいるだけでも楽しいです。
ちょっとした空き時間で、一人でも作業できるので、いいですよ。