阪急阪神ホテルズのメニュー誤表示問題に思うこと

いろんな報道で、たくさんのメニューが誤表示がされていたことにびっくりしていますが、安い食材を使ったりすることや外部に委託した商品を使ったことが悪いことだとは思わないです。

安い食材をプロが料理すると、こんなにおいしくなりますという提案であったり、信頼できるお店に依頼した商品を仕入れて提供していますというのもあっていいと思うからです。

でも、誤表示の仕方が、安い食材だった物が、高級食材となって表示されていたり、イメージの良くない物をイメージの良い表記にしていたりということが問題だと思うのです。
本当は高い食材だったのに、間違って安い食材の名前を表示してしまったというのがないのも不自然ですよね。

問題がなく、自信を持って提供できるのであれば、また大した違いはないと思っているのであれば、そのまま表示すればいいのに、イメージが良く見える方を表示していたという所に、ただ間違えただけとは言えない物があると思います。

信用という物をどう考えていたのかなと思います。

身近でも同様のことが最近起きています。
私自身、アレルギーがあり、食材を取り寄せる時は、信用できるお店から購入しているのですが、あるお店の商品の品質が悪くなってきました。
たまにはそういうこともあると思っていたら、さらに品質が悪くなり、体調が悪くなることが起きてきました。

お店に問い合わせると、代替品を送ってきて、かつ調査をしますと言われるのですが、同じものを送られても使えないし、調査の結果の連絡も来ませんでした。その後もあらゆる商品が変化してしまい、購入できなくなりました。

このお店の場合は、安全で品質のよい物を提供していて、それがお店のポリシーでもあり、まさかそんなことをするはずがないと思っていたのですが、分からないように少しずつ品質を下げ、長年培ってきた信用を利用して、購入者をだますということをやってしまいました。

何がどう変化しているのか調べる方法もないのですが、明らかにおかしな点がいくつもあり、(例えば封を開けたばかりの青のりが、グリーンティーの香りがして、色紙を切って入れたのかと思うような不自然な緑色をしていたこととか。ひっくり返りそうになりました。)分からないだろうと思ってやっている、その考え方に嫌気がさしてしまいました。

だから、今回の阪急阪神ホテルズの件も、ここの経営しているお店だから、信用して安心して食事ができると思って来られているお客様に対して、どう考えていたのかと思うのです。

表示が間違っていることに、だれも気付かないなんて、細かい気配りやサービスが大切なホテルとしてはあり得ないし、また気付いたとしても言えなかった人は、信用を失うことになり、結局自分達に返ってくることの重大さを考えなかったのかなと疑問を感じます。

信用を大事にして頑張っている所もあるので、こんなんどこでもやっているよねなんて思いたくないですが、こういう事例が、身近にも増えてきています。
信用は本当に大事にしないといけないと、つくづく思います。