六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXの紹介

新作の六角形のビーズの箱のキット・KT339-1BOXが出来ました。

飾っておいても、とてもかわいいです。
底にも模様が入っていますので、ふたを開けて、中をのぞいた時にもきれいです。

ほとんどデリカビーズを使って作りますが、角の部分に特小ビーズを入れています。
こうすることで、角の形がきれいに仕上がり、かつ、箱の強度も増し、しっかりとした箱になります。

ペヨーテステッチを使って作りますが、組み立て時に針通りが悪くなるのを防止するために、2本の針を使用するペヨーテステッチのやり方で作業します。

この作品は、やや難易度が高いので、針と糸を使って作業するのが初めての方は、よく似たデザインのKT233-1MATを作ってから、こちらの箱を作る方がよいと思います。

箱のサイズ:高さ:5.8cm。 最大の横の長さ:5.1cm。
全3色。

KT339-1BOXは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

和紙は便利です

木製のニードルケースをペヨーテステッチで覆って作るニードルケースのキットに小さな和紙を入れています。

ふたの部分を編んだ後、そのまま作品を仕上げて、ニードルケースのふたの開け閉めをすると、ビーズで編んだ部分が、木製のふたからすっぽりと抜けてしまうことがあります。
そのため、木製部分のふたとビーズで編んだ物の間に、和紙を小さく切った物をはさんで接着するという方法を取っています。

ビーズで編んだふた部分の内側に入り込むサイズに和紙を切って接着剤を塗って、木製のふたの方に接着します。
その後、和紙側に接着剤をたっぷり塗って、ビーズで編んだ物をかぶせ、ビーズの編み目に接着剤が入り込むように、よく押さえて、接着します。

接着剤(木とガラスがくっつく物)で、ビーズで編んだ物と、木製のふたの部分を直接貼り付けてもいいのですが、間に和紙を挟むことで、すき間が少なくなり、取れにくくなります。

また、木製のふたは堅くて表面が平らで、ビーズで編んだふた部分は堅くて表面が凸凹しているので、直接、両者を接着すると、やや接着力が弱いです。

和紙は、表面に凹凸があり、また水分を吸収すると膨張するので、どちらの素材とも接着しやすい形になるので、接着力が高まります。
和紙を2枚くらい重ねて貼ると、より接着力が高くなります。

和紙は、下張りにも便利です。例えば、スチレンボードに紙を貼って、作品展示用のボードを作る時によく使っています。
スチレンボードの断面部分には糊が付きません。スチレンボードの断面部分を覆うように和紙を貼ると、その部分にも、上張りの用紙を貼ることができます。
和紙は、水に濡れても破れず、引っ張ると伸びるので、厚みのあるスチレンボードの角部分に、きれいに沿うように接着する作業がとてもやりやすいです。

ニードルケースのキットは、KT202-1KT202-2のページで販売しています。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その3

「ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編むときのコツ – その1 – その2」でビーズでドイリーを編む時の、糸の引き具合について書きました。

糸を強く引いて作っていないのに、まだ波打つ場合もあります。
今回は、ビーズのドイリーの構造について気を付けることを考えてみます。

ネッティングで編む場合、例えば、下左図のように、山型になっている部分の頂点にあるビーズから、常に次の段が始まる場合は、糸の引き具合にあまり気を付けなくても収まりはよいです。

しかし、段数が増えるにつれて、編み目が大きくなりすぎるため、下右図のように、山型の数を増やすデザインにしています。

その場合は、前の段の頂点以外の部分に、ビーズが収まることになります。
この部分で、波打つ状態が起こりやすくなります。

頂点の間にビーズが収まる場合は、隣り合うビーズ(図のaとb)の穴の距離が近いですが、頂点ではない所の間にビーズが収まる場合は、隣り合うビーズ(図のcとd)の穴の距離が遠くなります。


上記写真の場合は、ペヨーテステッチで編んでいるため、ビーズが半分ずつずれて並んでいるので、隣り合うビーズ同士の穴の距離は近い上に、筒状の形をしたデリカビーズを使っていることもあって、ビーズの収まりがよく、少し糸の引きが強くてもあまり問題にならず、平らに出来上がりやすいです。

よって、ネッティングで編む際に、頂点ではない所に、ビーズが入る場合は、通常よりも、さらに気を付けて糸をゆるくした状態にして作業する必要があります。

そのためには、手に持って作業するのではなく、机の上に置いた状態で作業するとうまくいきます。
ドイリーが平らになった状態で作業できるので、引きすぎている場合は、すぐにどこかが波打ってきます。
作業していても何も変化がなければ、適切な糸の引き具合で作業できていることが分かります。

机の上に置いたまま編むのは、初めは、少し作業しづらいかもしれませんが、直径の大きな物になると、置いた状態で作業しないと、逆に作業しづらくなるので、最初から、そのよう作業する癖を付けておいた方がよいと思います。

構造に注意することで、よりよい作業が行え、仕上がりが変わってきます。
初めて編む場合は、どのくらい引くのかという感覚がつかみにくいと思います。
うまくいかなかったら、波打たなくなる部分までほどいて、もう一度やり直すのが近道です。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その1
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その2
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その3
ビーズのドイリー(ビーズで編むマット)の段の完成後、同じ段に再度糸を通す理由
オフルーム(ビーズステッチ)で使う糸の色の選択で迷いませんか

ビーズアクセサリーLobeliaで販売しているビーズのドイリー(ビーズのマット)のキットはこちらです。