色違いの作品を作ってみる(1)

「オリジナル作品を作りたいけれど、どう手を付けたらいいか分からない。」と言う人には、「まず、既存の作品の色違いを作ってみましょう。」と言っています。

最初は、同じトーンでの色違いを考えてみるのがいいと思います。

上の写真の例のように、ブルーの作品をピンクの作品に変更する場合を考えてみます。

ブルーの壷で多く使われている濃いめのブルーのシードビーズとファイアーポリッシュを、色の彩度や明るさがほぼ同じに見える濃いめのピンクに変更します。

次に多く使われている首の部分の水色のビーズを何色にするか決めます。
薄いピンクにしてもいいのですが、今回は、もう少しメリハリのある感じにしたかったので、白にしてみました。

後は、所々に使われているアクセントカラーを何色にするかを考えます。
この色は、そのまま変更しなくてもピンクの壷に合う場合もありますので、イメージに合わない部分の色を適宜変更します。

書いてみると手順は簡単ですが、実際はイメージ通りの色があるかどうかで色の変更をしなければいけない場合もありますし、同じ色でもビーズの加工の種類が違うと、見え方も変わるので、やってみると意外に悩むことがあります。

上の例での、首の部分の水色のビーズを白ではなく、薄いピンクにすると、アクセントカラーの色が違ってくる場合もあり、ピンク系の作品を考えている中でも、結果が随分変わってきます。

色違いの作品を作ってみる(2)