スクエアドイリーキット(ビーズの壁飾り)の補足 – 編む時の注意点

スクエアドイリーキット(ビーズの壁飾り)・KT240-1MATを作る際の、注意点について補足です。
キットの説明書と併せて、作る際の参考にして下さい。

ドイリーの中央にある円形のモチーフの中心部分は、最初にプレイテッドヘリンボーンステッチの円形の技法で、下写真の形の物を編みます。

外側の列が常に2個のビーズのパターンのため、通常の円形のパターンに比べて、外側の列のビーズは、やや収まりが悪いです。
きつく糸を引いて編んでしまうと、全体が小さく出来上がってしまい、余計にビーズの収まりが悪くなるので、まずは糸を引きすぎないことに注意します。

それから、外側の列の2個のビーズを拾って編んだ時に、最初に拾ったビーズを針で外側へ引っ張って突き出すようにして、後で拾ったビーズが内側から3列目のビーズにぴったりくっつくような状態にすると、形がきれいになります。

外側の列のビーズが2個とも、内側から3列目のビーズから離れたような感じに並ぶと、この後の作業でのビーズの収まり方がさらに悪くなります。ここの所を、きちんと作っておくと、後の作業もしやすくなります。

この後、ペヨーテステッチで編んでいきますが、今度はビーズの収まりは良いのですが、糸をギュッと引いてしまうと、お椀のような形になりやすいです。
きれいにビーズが収まるように編むと、出来上がりが柔らかすぎて頼りなく感じるかもしれません。
その場合は、出来上がった後、柔らかすぎると思う段にもう一度糸を通してから糸始末してください。糸がたくさん通っている分だけ、糸をきつく引かなくてもしっかりとした仕上がりになります。

後、周りにある四角いモチーフは、編み終わりの段になるにつれて、特に角の部分のビーズが入りにくくなります。
編み始めから柔らかく作っていても、入りにくいので、糸を引きすぎないように注意して編んでください。

KT240-1MATは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

新作のスクエアドイリーキット(ビーズの壁飾り)の紹介

新作のドイリーのキットKT240-1MATが出来ました。(サイズ:9.3cm x 9.3cm・全3色)

スクエアのモチーフと円形のモチーフを組み合わせて作る、少し変わったデザインのスクエアドイリーキット(ビーズの壁飾り)です。
カラフルで明るい配色なので、壁に飾ると、とてもいい感じです。

対角線で切っても対称な形になるように正方形の形を作るのには工夫が必要で、今回はビーズのサイズの変化と入れ方で工夫しています。

主にペヨーテステッチを使いますが、中央部にプレイテッドヘリンボーンステッチを使った円形のモチーフを使うことで、決まった数の山のある円形ができ、外側の四角い枠とつなぎやすい形を作ることが出来ます。

きつく編むと形が変形したり、サイズが合わなくなってしまいます。糸を引きすぎないように作ってください。

ドイリーを編む時のコツを、ブログの以下のページにまとめましたので、製作の際のヒントにしてください。
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ
スクエアドイリーキット(ビーズの壁飾り)の補足 – 編む時の注意点

KT240-1MATは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

スクエアステッチの2段の編み方いろいろ(2)

スクエアステッチの2段の編み方いろいろ(1)では、1段目のビーズを全て糸に通してから作業していました。

しかし、編む長さが決まっていない時や、長さが分からない時など、編みながら長さを決めたい場合には、1段目のビーズの全て糸に通さないで始める、次の方法が便利です。

1.(図1)
ビーズを4個(#1~#4)糸に通して、#1、#2に糸を通す。

2.(図2)
ビーズを2個(#5、#6)拾い、#3、#2、#5に糸を通す。

3.(図3)
ビーズを2個(#7、#8)拾い、#6、#5、#7に糸を通す。
以後、同様の作業を繰り返し、希望の長さになるまで編む。

筒状に作る場合で、長さが決められない場合も、上記の方法で平面の2段を編み、両端をつないで、輪の状態にすることができます。

スクエアステッチの他の情報については、オフルームビーズワーク Sweet Peaのスクエアステッチの紹介をご覧ください。

スクエアステッチの2段の編み方いろいろ(1)

スクエアステッチの編み方の最初の2段は、通常以下のように行います。

でも、作る物によっては、次のような違う方法を使うと作業しやすいことがあります。

【平面で、先に2段分のビーズを全て通してから作業する方法】


例えば、右写真のように、ペンダントトップの上の方に、ネックレスを通すための部分を、平面のスクエアステッチの2段で作る場合に使うと便利です。

この方法でも、さらに2通りの方法があります。

  • 次の説明の1~4のように2段を編んでから、ペンダントトップに縫い付ける方法。
  • 図1の作業の際に、#8と#9、#16#と#1を直接つながずに、#8からペンダントの後ろ側のビーズ、#9の順に通し、#16からペンダントの前側のビーズ、#1の順に通してから作業する方法。

1.(図1)
必要な数の2段分のビーズ全て(図では#1~#16)を糸に通して、#1のビーズから糸を出す。

2.(図2)
真上にあるビーズ(#16)に糸を通し、#1、#2に糸を通す。

3.(図3)
真上にあるビーズ(#15)に糸を通し、#2、#3に糸を通す。

4.(図4)
以後、同様の作業を繰り返し、端まで編む。

【筒状で、先に2段分のビーズを全て通してから作業する方法】


これは、右写真のように、筒状に2段編んだ物の中にビーズを入れて作るパーツの場合に使うと便利です。
1段目と2段目をつなぐ時に、内側にラウンドビーズを入れた状態ですると、さらに作業しやすいです。

1.(図1)
必要な数のビーズ(図では#1~#10)を糸に通して輪にして結び、#1のビーズから糸を出す。
シードビーズを1個(#11)拾い、その真下にあるビーズ(#1)を通って、再び今拾ったビーズ(#11)に糸を通す。

2.(図2)
1段目と同じ数になるように、ビーズを9個(#12~#20)拾い、#11に糸を通す。

3.(図3)
#12の真下にある#10を通って、再び#12に糸を通す。
#13の真下にある#9を通って、再び#13に糸を通す。
以後、同様の作業を繰り返し、端まで編む。

別の方法もあります。
スクエアステッチの2段の編み方いろいろ(2)へ。

スクエアステッチの他の情報については、オフルームビーズワーク Sweet Peaのスクエアステッチの紹介をご覧ください。